「ものすごくこだわってるやん!」

これがツインバードの新型全自動コーヒーメーカーを知ったときの感想です。

ツインバード工業というメーカーを聞いたことない方のために、新潟県燕市にあるキッチン家電を中心に安くて性能のいいものをつくっている国産メーカーです。アマゾンではツインバードの掃除機などがランキングで上位をとっていたりします。

見て楽しみ、香りで癒され、味を感じる

このコーヒーメーカーを一言で表すとこんな感じです。

あきらかに他社のコーヒーメーカーとは違う、コーヒー好きの人をうならせるこだわりぬいた製品になってます。

だけど価格が高い・・・

3万・4万円を超えてくると「欲しいけどどうしようかなぁ」ってなりますよね。

ですが購入された方のクチコミを見ていると「やっぱり買ってよかった」「迷っているなら買いです」など高いけどそれ以上の価値があるという評価なんですね。

そこで!その価値はどういうところなのか?

ツインバードの全自動コーヒーメーカーを徹底的に調べていきたいと思います。

こだわりのツインバードコーヒーメーカーが誕生したきっかけとは?

ツインバードがコーヒーメーカーを作ろうとなったのは2016年頃。

「世界で一番美味しいコーヒーが淹れられるコーヒーメーカーをつくろう!」

という社長の一言がきっかけだったそうですが、なぜ社長がそんなことを言いだしたのでしょう?

その理由は、ツインバードの本社は新潟県の燕三条市にあり金属加工業が盛んな街なんです。コーヒーミルのカッターやケトルなどコーヒーに関連した道具をつくっている企業も多いようです。

だからこそ、コーヒーを美味しく淹れられるものをつくることが家電メーカーの使命であり、コーヒーメーカーといえばツインバードと言われるようになりたい!という社長の地元を愛する想いがあったというお話もあります。

ですが、開発までには相当な苦労があったのだと思います。

使い方 特徴と機能は?

ツインバードの全自動コーヒーメーカーが届いてから箱を置けてセッティング、自動ミルで豆を挽いてから抽出までかなりよく撮っている動画です。これを見てもらえればツインバードのコーヒーメーカーの大きさや使い方など一連の流れがほぼわかってもらえると思います。2分過ぎぐらいからが淹れ始めるところです。

アフロヘアにサングラスの怪しい?いっちーさんが細かく説明してくれてます。

説明に出てくる無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」もすごいのですが、この先10年はツインバードコーヒーメーカーを超えるようなものはでてこないとまで言ってますね。でも褒めすぎでもないと私は思います。

コーヒーは淹れる杯数が増えると難しくなりますよね。1杯分と4杯分ではどうしてもコーヒーの抽出時間が長くなってしまうので苦みや雑味が出てきてしまいます。

プロのバリスタはハンドドリップで多い杯数を入れるときは、コーヒー豆の挽き方を荒くしたり、お湯を注ぐスピードを早くしたり微妙に調節をしているそうです。

ツインバードの全自動コーヒーメーカーは、何度もテストを重ねてプロのバリスタのハンドドリップのような感じになる量にプログラミングがされています。

 

自動ミルを使ったことがない方には挽くときの音がうるさい!と感じるかもしれませんが、他のメーカーの機種でも自動ミルはこのぐらいの音はします。

コーヒー界のレジェンドといわれる田口護氏が監修

まず、このツインバードコーヒーメーカを監修した人がとてもとてもすごい方なんです。カフェバッハの田口さんという方、自家焙煎の第一人者でもあり、日本スペシャルティコーヒー協会の会長、プロのバリスタも読む本格的なコーヒー実用書を何冊も出版なさっている人です。

まさにコーヒー界のレジェンドです。

ツインバード全自動コーヒーメーカーの開発者の方たちは、試験的にできたコーヒーが美味しいのかどうかわからないことで悩んでいたそうです。機械のプロであってもコーヒーのプロじゃないですからね。

だから味のわかる人に監修を頼んでみようということで、田口さんが選ばれたようです。

ツインバードコーヒーメーカーはすべての工程(豆の挽き・蒸らし・抽出)を正しい淹れ方に従って丁寧に再現されているんですね。

さらに製品化されるまでに何度も何度もテイスティングをし、田口さんが納得のいく透明感のあるまろやかな美味しさを見事にコーヒーメーカーで実現したのです。

コーヒー豆を挽くミルのこだわり

まるで手裏剣のようなフラットカッター式ミルで調節できる挽き具合。一般的なミル付きの全自動コーヒーメーカーは、製造コストが安いプロペラ式のカッターが付いたミルを採用しています。それに比べてツインバードコーヒーメーカーはフラットカッター式を採用しています。

フラットカッター特徴

  • 低速で回転しコーヒー豆を均一な大きさで挽くことができる
  • カットする時の熱をおさえることができ豆の香りを飛ばしにくい

プロペラ式に比べると挽く時間は少し長くなりますが、音が静かというのもいいところです。しかもカッターの刃もこだわりがあり地元新潟県燕三条製を採用しています。

ツインバードコーヒーメーカー3杯用は、フラットカッターミルでも上4枚刃と下4枚刃で豆を挟んで挽いていましたが、6杯用は4枚刃と5枚刃で挟むように豆を挽きます。

なぜ5枚刃にしたかというと、1本の刃にかかる負荷を減らして一度に挽く量を増やすこと。また、4と5というう奇数と偶数の刃数にすることで、負荷が分散して多くの豆を挽いてもミルの負担が軽くなるそうです。

挽き方で雑味や酸味といったコーヒーの味はかなりかわってきますから、ここまでこだわっているミルはまず他にはないですね。

ドリップしているところが見える!

全自動コーヒーメーカーの多くは、豆を挽いてドリップする様子は見えません。ところがツインバードは違います!ドリップシャワー噴出口とドリッパーとの間があえて約2cmのすき間があけられていて、コーヒーが淹れられる過程を五感で楽しめるようになっているのです。

まず挽いた豆がドリッパーに落ちてきます。挽きたての豆ですからいい香りがしてきます。

そして、6ヶ所から内側に向けて斜めにお湯を注ぐシャワーでハンドドリップを再現。このとき蒸らしによって豆が膨らんでいく様子が丸見えです。

ハンドドリップに限りなく近いツインバード独自技術の内向きシャワー式ドリップは、均等にお湯を行きわたらせ、コーヒーの深い味わいを最大限に引き出します。

湯気とともにさらに香りが広がり、コーヒーがしたたる音が聞えてきます。まるで目の前でプロのバリスタがコーヒーをたてているところを見ているような、五感で楽しめるコーヒーメーカーなんですね。

あなた好みのオリジナルコーヒーが作れる

ツインバード全自動コーヒーメーカーは豆の種類に合わせてお湯の温度や挽き方がアナログダイヤル式の操作パネルで設定できます。

コーヒーを作る量に合わせた3段階の蒸らし湯量調整機能など、いろいろ組み合わせることであなたの好みに合わせたオリジナルのコーヒーを作ることができるのも特徴です。

最近はタッチパネル化が進んでいますが、アナログ式の方がわかりやすいという方もいらっしゃるでしょう。基本全自動ですが、ミルだけを動かすことや、粉をセットしてドリップだけを行うこともできます。

コーヒー初心者の方はどれを選べば美味しくなるのかはじめはわからないと思いますが、いろいろ試して自分好みの味を見つける楽しみもありますし、スペシャリティコーヒーを好むコーヒー通の方にも細かな設定ができて良いと思います。

美味しさのために徹底した温度管理

田口さんおすすめコーヒー豆の味を引き出せる83℃

深煎りやアイスコーヒーに最適な90℃

この美味しく淹れるための重要なお湯の温度が、ドリップする時にちょうどになるようにサーモセンサーが搭載されていて温度を徹底的に管理しています。

また、タイマー式保温機能もついています。抽出が始まる前にはヒーターでガラスサーバーが温められ、コーヒー抽出後の30分間はそのままの温度でキープされます。

タイマーで自動的に保温が切れるので、うっかり消し忘れて煮詰まってしまったり、蒸発してサーバーに焦げがついてしまったりすることがありません。けっこう忘れてしまうことがありますので保温のタイマー機能はとても便利だと思います!

夏はアイスコーヒーもつくれる

暑い夏は苦味の効いたアイスコーヒーを飲みたいものです。氷をたくさん入れるアイスコーヒーは、味が薄まってしまうので普通よりも濃いめに淹れるのがポイントになります。
ツインバード全自動コーヒーメーカーは、深煎りの豆を使って湯温90℃・細挽きに設定すると、キリッと苦味の効いたアイスコーヒーもつくれます。
グラスにたっぷりの氷を入れて、淹れたてのコーヒーを注げばこだわりのアイスコーヒーが楽しめます。

掃除やお手入れも簡単になっている

コーヒーメーカーは便利ですが掃除やお手入れが面倒というデメリットもあります。ツインバードはできるだけ手間を省けるようにメンテナンスモードがあります。

水タンクは本体後ろの上の部分にあります。内蔵タンクのため取り外しができませんが、中に残った水はメンテナンスモードで排水ができます。クエン酸洗浄にも対応しているのでお手入れが簡単です。

コーヒーメーカーでは初だともいわれる全自動式ミルの取り外しができるので、付属のブラシでかんたんに掃除ができます。刃が付いているまわりの黒いパーツには細かいコーヒー粉が静電気でくっつかないように除電素材が使用されています。

どうですか?ツインバードのコーヒーメーカーのこだわりが伝わったでしょうか?

まだ思うようなコーヒーメーカーに出会っていないという方は、候補にあげてみてはいかがでしょう。

本体の大きさと価格

ツインバードコーヒーメーカー本体の種類は、と6杯用( 900ml )と3杯用(450ml)2種類があります。(画像は6杯用です。)

まず1~3杯抽出できるCM-D457Bが発売されましたが、たった1年間で1万5000台が売れたようです。すごくないですか?そのあと2019年11月に1~6杯まで抽出できるCM-D465Bが発売されました。

ツインバードの全自動コーヒーメーカーは家電量販店などにはあまり置いてありません。おすすめは公式ストアです。なぜならメーカー保証期間が普通なら1年ですが、公式ストアで購入すると5年まで保証が延長されます。コーヒーメーカーの中では高価なものなので故障したときも安心です。

6杯用CM-D465B

6杯用の大きさは幅160㎜ × 奥行き335㎜ × 高さ425㎜、重さ約4.5kgです。カラーはブラックのみ。

価格は44,000円( 税込 )

⇒ツインバード公式ストア

3杯用CM-D457B

3杯用の大きさは幅160㎜ × 奥行き335㎜ × 高さ360㎜、重さ約4.1kgです。最大3杯用コーヒーメーカーとしてはかなり大きなサイズです。カラーはブラックのみ。

価格は38,500円( 税込 )

⇒ツインバード公式ストア